水槽が大変汚れてきましたので掃除をしました。
前回掃除したのは2017年1月6日でした。
43日ぶりの水槽掃除です。
本とか雑誌の飼育マニュアルだとかの情報って非常に偏った情報なんだなと思うことが多いです。
水換えを週に1回1/3の量を替えましょうとか。
完全に間違ってますし、おかしいと思うんですが、僕だけでしょうか。
逆にそんなに水を替えてしまうと、魚がとてもストレスを感じると思います。
何よりも面倒くさいので人間が一番ストレスです。
自分はテトラなんかの小型魚も、水草も、ディスカスもやってましたが、水槽の大小はあれど、ほとんどこの方法でやってました。
魚を死なせたこともありませんし、ディスカスは産卵までさせてました。
アロワナも結構強い魚だし、めちゃめちゃ調子もいいです。
phショックとかで調子悪くなったこともありません。
なので、アロワナ水槽の水換えについて、自分スタイルの水換え方法を公開したいと思います。
ただ、いろんな状況があると思いますので、この方法で魚を死なせてしまったとかいうクレームは受け付けません。
うちの魚はこのスタイルなので、異論は認めます。
必要なもの
- お湯の出る水栓
- 給水用のホース
- 排水用のホース
- 水換え用クリーナーポンプ
- スポンジ
- 水作 プロクリーナー
- バケツ
- カルキ抜き
- タオル
以上です。
以下詳しく解説します。
お湯の出る水栓
お湯の出る水栓が必要です。
水温を合わせた水道水を直接注ぐために、温度を調節して約25度位にした水がでるようにします。
これは普通にキッチンの水栓を使ってます。
おおよそ水とお湯と半々くらいの感じで出せば、ほぼ25度くらいになります。
給水用のホース
ホームセンターに売っている普通のホースです。
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水道の蛇口に繋がるようなアダプターをつけます。
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こういうので充分です。
水栓からの距離によって長さを選んでもらえればいいです。
排水用のホース
こちらも普通のホースです。
排水口に直接水を流すためにこれを使います。
排水口がなければ普通にトイレとかに流してしまえばいいと思います。
うちはマンションの雨水溝に流してその後水を流しています。
こちらも上記のような普通のホースで充分です。ただ、排水用で汚れやすいですから、排水用と給水用は混同しないようにしたほうが良いです。
水換え用クリーナーポンプ
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これを直接排水用のホースに繋いで排水します。
安いやつで充分です。
スポンジ
ホームセンターに売っている食器洗い用のスポンジで充分です。
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おもに水槽表面のガラスやアクリルについた苔や汚れをとります。
片面が不織布のようなものがついているのですが、アクリル水槽はこちらでこすると傷になるので、柔らかいスポンジを使う必要があります。
※追記
アクリル水槽にはメラミンスポンジが最強でした。
汚れの落ち方が全く違いました。
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水作 プロホース
これで、水槽の底にたまった糞やら残った餌を吸い出します。
日頃のメンテナンスとかにもあれば便利です。
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バケツ
15リットルくらいのものが便利です。
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プロホースとあわせて糞や残った餌をとったりするのに役立ちます。
カルキ抜き
テトラのコントラコロラインを愛用していましたが、安いやつで充分です。
1リットルくらい買っておけば1年は持ちます。
※当方の環境では残留塩素がほぼ無いため、現在は使ってません。
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タオル
家にあるタオルを使いましょう。
手を拭いたり、はねた水を拭いたりします。
水換えの方法
- 水を抜く
- 苔をとる
- 糞や残餌などのゴミを取る
- 水を抜きながら水を足す
- カルキ抜きを入れ、最後まで注水する
以上です。
順を追って説明していきます。
水を抜く
まずは排水用のホースとポンプをつなぎ、水を抜いていきます。
ポンプの先は水槽内1/3くらいまで下げておきます。
このとき、濾過器もエアポンプもサーモスタットもヒーターもすべて稼働させています。
エア噛みや、ヒーターの空焚きを防ぐため、濾過器の吸水口、サーモスタットのセンサー、ヒーターよりも上にしておきます。
ポンプを押さえれば普通に排水していきます。
ホースとポンプのつなぎ目からはずれたり、水が漏れたりしやすいので、注意します。
つなぎ目から外れると、床にそのまま水が流れますので、気をつけて下さい。
何らかの抜けどめをすることをおすすめします。
苔を取る
水を抜きながらひたすらに苔をとります。
底までひたすら苔を取っていきます。
手を突っ込んでスポンジで擦るのが一番早いです。
取っ手の付いたスポンジもありますが、手を突っ込むほうが圧倒的に早く拭けますし、キレイに苔もとれます。
水面のところが特に汚れていると思いますので、念入りに拭きます。
前述しましたが、不織布を使うと傷が入りやすいので避けるようにします。
底までかき混ぜることになるので、結構水が濁りますが、気にしません。
糞や残餌などのゴミを取る
この時点で、プロホースとバケツで残っている大きな残餌や糞を吸い出していきます。
普通に網ですくっても良いかもしれませんが、網を洗ったりする手間がかかります。
あまり手を汚したくないので、プロホースで吸い出す方法を取っています。
レイアウトや水流によって残餌や糞があまりなかったりすれば、この工程は必要ありません。
水を抜きながら水を足す
水が1/3ほど抜けたら水を抜きながら今度は水を足していきます。
出てくる水を確認しながら手でアバウトに温度だけあわせてそのまま注入します。
水道水をそのままです。
日本の水道水ってphも7だし、かなり綺麗な水です。
塩素が入っていますが、この塩素ですぐに魚や濾過バクテリアが死んだりすることはありません。
多少はバクテリアも死ぬでしょうが、すぐにバクテリアなんかは発生します。
今回は濾過器は洗浄していませんが、濾材なんかもほとんど水道水で洗います。
経験則ですが、飼育水で洗ったからといって立ち上がりの速度が変わったことはあまりありませんでした。
またこの時、飼育水に直接水道水を混ぜることで、温度差やph差を和らげています。
魚をよそに移して水槽の入れ替える場合もあると思いますが、飼育水抜きながら水を足すほうがダメージが少ないようです。
カルキ抜きを入れ、最後まで注水する
排水量よりも、給水量のほうが多いので徐々に水位は増えていきます。
ある程度まで来たら、排水をやめて、カルキ抜きを注入します。
水量に合わせて規定量入れます。
そして最後まで注水して完了。
水温は水道水を入れたため設定水温と少し差があるかもしれませんが、時間がたてばヒーターやらが作動して勝手に設定水温になります。
水替え中は±1度くらいになるうように注水の温度をコントロールすれば、魚にはほぼダメージはないようです。
また、熱いお湯が出ると魚がやけどをしますし、ヒーターをつけておけば自然に水温があがりますので、どちらかと言うと設定水温より若干温度が低くても大丈夫なようです。
水換え完了
水換えが完了しました。
若干濁りが残ってますが、クリアになりました。
水換え後は水が濁る
水換後、1時間〜1日くらいは水が濁ったままの状態です。
不純物などがかき混ぜられているためです。
フィルターを回しておけばすぐに水は勝手にクリアになります。
時間がかかるということを覚えておいたほうが良いです。
クリアにならなければ濾過不足などの別の原因がありますので、水換えでは解決できません。
濾過器を大きなものに替えましょう。
水換え後は餌を24時間あげない
水換え後は少なからず魚もびっくりしてストレスを感じているので、24時間はアロワナに餌をあげないようにしています。
あげても食べないことも多いですし、食べなければそれはごみになって、また水槽を汚してしまうからです。
ご褒美として餌をあげるならば、翌日のほうが間違いないです。
水質調整剤やバクテリアの素は入れない
水質調整剤やバクテリアの素も入れたことがないですし、そういうもので、魚の調子が良くなった試しがないからです。
賛否両論別れるところですが、水質調整剤も不純物の一種であると考えてますし、バクテリアなんかは勝手に必要なものが発生すると考えています。
ショップやメーカーからすれば、利益を出さなければ行けないので、こういうものを売る必要があると思います。
ただ、魚のために何が良いかを考えた結果、水道水のみでも十分に魚は健康に飼育できますし、基本的にお金の無駄なので私はそういうものに頼りません。
一部のエビや海水魚はいろいろな栄養素が必要なため、水質調整剤や添加剤が必要な場合もありますが、普通は必要ないと考えています。
水換えのバロメーター
何を基準に水換えをするかといえば、基本的には魚の餌食いが悪くなったときと、水槽の見栄えが悪くなったときです。
うちのアロワナは毎日かなりの量の餌を与えていますし、長いときで40日位水も替えませんが、調子は抜群に良いです。
毎日セコセコ水を変えるほうがストレスになり、調子が悪くなりそうです。
水が悪くなったりして、調子が悪くなれば餌食いも悪くなりますし、そういうときは苔も生えたりして水槽自体が汚れていると感じるようになります。
魚の調子をしっかり見て、水換えをしてあげるのが一番魚にストレスを与えずに飼育できる方法だと考えています。